大阪府富田林市には府下唯一の重要伝統的建造物群保存地区として
江戸時代の町屋集落が広がり
毎月第
2土曜日の『市の日』は多くの方々が訪れます。

その日は家内と共に新鮮な野菜や果物の朝市を出店してボランティアに
精を出し、私は絵葉書や似顔絵を描き
家内の手伝いに追われています。

旅人が土地の方々と親しく会話が出来て心安らぐこの町から沢山の元気を
頂きました。



『ありがとう!寺内町』

富田林市寺内町活性化のお役に立てればと願います。

作品展開催にあたり地域の皆様から
温かな協力を頂きましたことを心から御礼申し上げます。

第一回 作品展


会期:平成22年2月2日〜28日
会場:富田林市 寺内町交流館
歴史の街(水彩8号)

秋の初めの寒い日
ガタガタ震えながら軒下に座って、描いた。

吸い込みの悪い紙だから乾きが遅くて
次の色を置きづらく苦労した。
何とか
奥行感や寺内町の雰囲気を表わせたようだ。
賑わい(本町通リ)-(1) 水彩4号

市の日の活気ある風景にはフエルトペンの
軽いタッチが良く似合う。
リズミカルにテンポ良く描いた。
優しく(水彩6号)

青い花瓶を頂いた
どのような花が似合うだろうか、

グジオラスを活けてみた。
赤や黄色の花弁が重なり華やかな雰囲気が漂うこの花には落着いた青い色合いとの
相性がピッタリだ。
駆ける(油彩10号)

鑑賞される方々が
個性豊かに時代の中を健康に元気に
駆け抜けて欲しい、
そんな祈りを込めて油絵で描いた。
朝市-(1) 油彩8号

朝市-(2)は水彩画だけれど。
油絵で鮮やかに描いてみたくなった。
家内に頬紅を差しすこし若くして仕上がり。
絵ならではの芸当が有っても良い。


賑わい(本町通リ)-(2)  油彩8号

着物姿の女性の横に立つ人物、
実際は男性だったが
最後まで表現にこだわりご婦人に決めた!
一枚の絵の中で組合わせに悩む事が多い。

『市の日』の空気を
感じてもらえるだろうか、
気掛かりだ。

朝市-(2) 水彩4号

軽やかタッチの水彩で描いた。

「此れおいくらですか」
「いらっしゃい」
手渡しの触れ合いを重ねて元気をやり取り
お馴染みさんに支えられ生かされた一年を
励みに、共に働こうと思う。


旧家 (水彩50号)

交流館を東へすこし下ると大きな防火水槽を前にし煙抜きを背に置いた民家がどっしりと此方を見下ろしている。
幾星霜の時を経た風格を感じた。
第二回作品展


会期:平成23年1月7日〜30日
会場:富田林市 寺内町交流館
希望 (水彩50号

三歳の頃、飼葉桶に落ちた、迫って来る
馬の大きな口、瞬間!
馬方のおじさんに襟首を掴まれて引き上げられた事が懐かしい。
何かを語りかけるような優しい馬の目や躍動感。

「元気で居ろよ明日が有るぞ」
そんな励ましの声が聞える。
希望と名づけた。

チャイの時 (水彩6号)

緑の柴の向こうにチャイを楽しむ人々、日本では見かけないのどかな空気に心引かれた。

チャイ(Chai、チャーイ)は茶を意味する言葉。狭義には、インド式に甘く煮出したミルクティーを指す。世界的には、茶葉に香辛料を加えたマサーラ・チャイを指す。ロシア語、トルコ語、ペルシャ語でも茶を「チャイ」という。(ウェブ引用)
家族 (水彩30号)

趣のあるセピア色の建物を背景に談笑しながらやってくる母とオバアチャンの三人。

トルコの皆さんはとても人懐こい
笑顔に旅の疲れを癒された。

ブータン(油彩10号)

極寒の季節
マントを立てプナカ・ゾンに向かう
巡礼者の心を思い描いた。

プナカ・ゾンは. ボチュー(父川)とモチュー(母川)の合流点にある大きなゾンで,現在 は寺院になっている。
ゾンの左右に川が流れている。城を築く知恵は世界共通なのだろう。

  したがって必ず橋を渡って入城する。その橋は両側から木をせり出し中央でバランスをとり床を支える。錦帯橋の原型だ。ただしここの橋は屋根がかかっている。
. 1994年の水害で大きな被害を受け、講堂は建て替えられた。(ウェブ引用)

故郷 (油彩10号)

耕されていない田園が目立つ秋の終わり、
華やかに揺れるコスモスと
対象的に寂れた田園が広がる原野に
心引かれた。
皐月の頃

湖面に映る若葉が目に痛いほどだった宏村。池を囲む画学生で賑わっていた。

中国安徽省黄山市イ(黒多)県)1/2 (2004年9月25日撮影) 安徽 省の中には二つの世界遺産がある。一つは「黄山(Huangshan)」、 もう一つが
宏村( Hongcum)・西逓の古代民居群」
である。(ウェブ引用)

題名:興正寺別院

鐘楼を中心に置いて奥への広がりを
感じていただけるように描いた。

興正寺別院は富田林のほぼ中央にあり、寺内町の開祖である証秀上人がひらいた。
真宗の 寺院で、表門は桃山城の城門の一部を安政年間(1854〜59年)に移築したもので ... その向かいにある妙慶寺
とともに、町並みのポイントとなっている。
ウェブ引用
題名:アヤソフィア

聖堂に向かう雑踏の賑わいを想い出しながら
描いた。
赤や緑に黄色、マルチカラーの色彩の波。
陽気な人々との出会いを楽しめた旅だった。

大聖堂について:アヤソフィア、あるいはハギア・ソフィアと命名された教会堂建築は、イエス・キリストを象徴する東に至聖所、
西に正面玄関を持つ伝統的な平面構成だが、身廊中央部に巨大なドームがあり、
これがアヤソフィアの最大の特徴となっている。
創建当時は
単純な四角形平面であったが、その後、
東ローマ帝国、オスマン帝国の時代を通じて、
周囲に様々な施設が建て増しされた。
内壁は基本的にはオスマン帝国時代に塗られた漆喰仕上げ、大理石仕上げとなっているが、
一部が剥がされ、東ローマ帝国時代のモザイク壁画をみることができるようになっている。

1985年「イスタンブルの歴史地区」
の一部としてユネスコの世界遺産
に登録された。 ( ウェブ引用

第一回作品展 平成22年2月

時代の面影を残す心和む素朴な町や
いらっしゃい!」活気な声の響く朝市の風景を
感謝の気持を込めて描きました。


第二回作品展 平成23年1月

『興正寺別院』を中心に一年の旅を
作品で紹介しました。